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3.1.1 現状業務プロセスモデルから高度情報システムヘの構築プロセス
高度情報化システムの構築までには、いくつかのスナップを踏みながら継続的な活動を進めることが重要である。高度情報化システム構築の第一段階としては、まず企業間で交換する情報の中から、システム化の対象を何にするか(システム化の優先順位づけ)を決定することである。舶用工業においては、社内外で最も頻繁に交換されている開発・設計関連情報が最優先の情報となる。次に交換情報データ項目を整理し、実際に交換を行う際に必要な標準情報交換規約を業界標準として定める必要がある。
社内情報インフラ整備の中でも、開発・設計関連情報の整備と製品開発プロセスの変革は舶用工業にとって波及効果の大きな、取り組むべき課題の1つである、これによって、開発のリードタイムが短くなり、多品種少量生産への対応も容易となる。
(1)外部交換情報と高度情報化システムとのつながり
現状業務プロセスモデルの作成において、舶用工業の外部交換情報を?販売資料情報、?設計関連情報、?愛発注情報(対顧客)?愛発注情報(対業者)、?受検情報、?立会検査情報、?保守・サービス情報、の7つに分類した。。それらの情報のやり取りとCALSの関係を表したのが下図(図3.1.1)であり、それを舶用工業の業務プロセスとの関係から表現したのが次頁の図(図3.1.2)である。

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図3.1.1 外部交換情報とCALSとのつながり

 

 

 

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